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MaxGaugeではじめるパフォーマンス管理 ~第1回:MaxGaugeってなに?~

こんにちは、MaxGaugeの製品担当です。

このブログでは、自社製品である データベース・パフォーマンス・マネージメント・ツール「MaxGauge for Oracle」について、現場で本当に役立つパフォーマンス管理の考え方と活用法をわかりやすく解説していきます。

初回となる今回は「MaxGaugeってなに?」という基本的なところからスタートします。


目次[非表示]

  1. 1.MaxGaugeってなに?
  2. 2.こんなことありませんか?
    1. 2.1.①再現待ちの沼
    2. 2.2.②「たぶんこれ」の推測対応
    3. 2.3.③アプリログ頼み
    4. 2.4.④一歩遅れた情報
    5. 2.5.⑤分析ツールが不足
    6. 2.6.⑥「次こそは」に備える文化
    7. 2.7.⑦担当者依存
  3. 3.なぜ、こうした問題が起きるのか?
  4. 4.MaxGaugeの特徴
    1. 4.1.1秒間隔でセッション情報を収集
    2. 4.2.システム全体の性能指標を1分間隔で収集
    3. 4.3.SQLの実行統計と実行計画を可視化
    4. 4.4.豊富な情報量と高い網羅性
    5. 4.5.分析しやすいUIと多角的なビュー
    6. 4.6.ストレスのない画面レスポンス
  5. 5.今回のまとめ


MaxGaugeってなに?

MaxGaugeは、Oracle Databaseの詳細な稼働状況をリアルタイムかつ過去に遡って分析できるパフォーマンス管理ツールです。データベースのトラブル調査やパフォーマンスチューニング、日々の運用確認に使える「可視化」と「分析」を両立した製品です。とはいえ、「今使っている監視ツールでもグラフで確認できるし…」と思われるかもしれません。そこで今回は、MaxGaugeが他のツールとどう違うのかをご紹介していきます。


こんなことありませんか?

データベースを運用していると、トラブルに遭遇することも少なくありません。そんなとき、次のような経験をしたことはないでしょうか?


①再現待ちの沼

「トラブルが発生したが、調査に必要な情報が取得されておらず、再現を待つしかない」

→ 再現しない限り根本原因が分からず、モヤモヤを抱えたまま業務継続。

②「たぶんこれ」の推測対応

「メトリクスやログからの状況が断片的で、最終的には“推測”で対応」

→ 対応策に確証が持てず、同様のトラブルが繰り返される。

③アプリログ頼み

「DB側でSQLの負荷状況が把握できず、アプリログに頼って原因を調べる」

→ アプリチームとの連携が必要になり、調査に時間がかかる。

④一歩遅れた情報

「グラフではCPU使用率が跳ねていたが、“そのとき何が起きていたか”は分からない」

→ 状況は見えても、根本原因にたどり着けない。

⑤分析ツールが不足

「ツールでは取得できていない情報が多く、追加調査のためにOSログやSQLトレースを個別に収集」

→ 作業が煩雑になり、対応に時間がかかる。

⑥「次こそは」に備える文化

「次回こそは情報をちゃんと取っておこう」という対策が定着しない

→ 結果的にいつも“また情報が足りない”という状態が続く。

⑦担当者依存

「あの人しか分からない」と言われる調査手法

→ 担当者が不在だと調査不能、属人化が進んでしまう。


…というような経験、思い当たることはないでしょうか?


なぜ、こうした問題が起きるのか?

これらの 『あるある』 の背景には、次のような原因があります:

  • セッションレベルの情報が取得できていない
     → 統計的なメトリックは取得していても、どのSQLやセッションが原因だったのかまでは特定できない​​​
  • 必要な情報がバラバラに管理されている  
     → セッション情報、SQL、待機イベント、OS情報などが別ツール依存
  • 調査が属人化している  
     → 特定の担当者しか見方を知らず、他の人では対応できない
  • ツールの操作性が悪い  
     → 表示が遅い、画面が複雑で使いこなせない
  • 「次こそはちゃんと取ろう」が繰り返される  
     → 恒久的な対策が定着せず、再発を防げない

これらを根本から改善するためには、“情報を網羅的に・継続的に・見やすく”取得・分析できる仕組みが必要です。
それを実現するのが、MaxGaugeです。


MaxGaugeの特徴

前章でご紹介したような「再現できない」「情報が足りない」「属人化している」といったトラブル対応の悩みは、ツールが十分な情報をリアルタイムかつ分かりやすく提供できていないことが根本原因であるケースが多く見られます。
MaxGaugeは、こうした現場の課題を解決するために設計された、Oracle専用のパフォーマンス管理ツールです。
Oracle Databaseの内部動作を深く可視化し、トラブルの早期発見・根本原因分析・継続的な性能管理を支援します。その大きな特長は、取得できる情報の網羅性と分析粒度の高さにあります。


1秒間隔でセッション情報を収集

Oracleの主要な性能ビュー(V$SESSION, V$SESSTAT, V$SESSION_EVENTなど)を利用し、SQL実行状況やWait Event、セッションごとのアクティビティを1秒単位で収集します。

→ 瞬間的な性能劣化やスパイクも逃さずキャッチ可能です。


システム全体の性能指標を1分間隔で収集

V$SYSSTAT, V$SYSTEM_EVENT などから、システム統計や待機イベント、OS(CPU/メモリ)情報を1分ごとに取得。

→ Oracle内部の状態とOSレベルの動作を統合的に把握できます。


SQLの実行統計と実行計画を可視化

MaxGaugeでは、実行されたSQLの統計情報や実行計画を定期的に収集。

→ 負荷の高いSQLや異常な実行パターンをすばやく特定できます。


豊富な情報量と高い網羅性

初期状態でもシステム統計や待機イベント、セッション詳細情報など必要な指標をほぼすべてカバーしており、後追いでの設定変更や再調査の手間を削減。

→ 「あとで情報が足りなかった」ということが起きにくい設計です。


分析しやすいUIと多角的なビュー

MaxGaugeは、単にデータを並べるのではなく、分析に適したレイアウトと視点を切り替えられるビューを多数用意しています。

→ セッション/SQL/リソース使用状況など、目的に応じた画面でスムーズに原因を深掘りできます。


ストレスのない画面レスポンス

大量のデータを扱いながらも、画面の表示やフィルタ操作が軽快で、待たされることがほとんどありません。

→ トラブル対応時に「重くて操作できない」といったことがなく、リアルタイム調査にも最適です。



今回のまとめ

今回は、MaxGauge for Oracleの概要と、よくある運用上の課題、そしてそれをどう解決できるかという観点から、ツールの基本的な特徴をご紹介しました。現場でよくある「再現待ち」や「情報不足」、「属人化」といった課題は、単に人手や経験の問題ではなく、“見える仕組み”の有無によって解決できるかどうかが大きく左右されます。MaxGaugeは、Oracle Databaseの内部動作を高精度に可視化し、誰でもすぐに状況を把握・分析できる環境を提供することで、トラブルに強い、再発を防げる運用を支援します。

MaxGaugeの有無による運用の違いを分かりやすく紹介した動画です、よろしければ、以下のYouTube動画をご覧ください(※字幕は自動翻訳で日本語にも対応しています):




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