製品一覧

ともに “理解する運用” を育てていくために

私たちは、exemONEやMaxGaugeといった製品を、単に“提供している”とは考えていません。
現場で日々システム運用に向き合う皆さまと一緒に、“可観測性”という考え方を育て、磨き続けています。

システムトラブルの原因がわからず手探りの対応を続ける中で、「なぜそれが起きたのか」がわかれば──
その一歩が、業務の停滞を防ぎ、チームの負担を減らし、次の改善へとつながります。

可観測性とは、単にメトリクスを監視することではありません。
データベース内部で起きていることを時系列・因果関係・処理の背景まで含めて理解できる状態をつくること。
それは、現場で起きる“わからない”を“わかる”に変える力になると、私たちは信じています。

だからこそ、私たちは「現場の声」にこだわります。
日々の課題や悩み、そこから生まれる気づきをもとに、製品も、分析手法も、進化を続けています。

“監視する”から、“理解する”へ。
そして、ただ使うツールではなく、ともに運用を良くしていくためのパートナーとして、私たちは製品を育てています。

製品ラインナップ

maxgauge log

MaxGauge

特長

長年の実績を持つ、データベース性能監視に特化したポイントソリューション。高頻度・低負荷なデータ収集により、運用監視から障害調査・性能分析まで的確かつスムーズに実現します


想定利用環境

オンプレミス中心のDB運用


exemONE DB Edition

特長

MaxGaugeの分析ノウハウを継承しつつ、Webベースで使いやすさと可観測性を強化。マルチDBやクラウドに対応し、運用の効率化とトラブルの迅速な解決を実現します


想定利用環境

オンプレ・クラウド・ハイブリッド


exemONE
2025年秋リリース予定

特長

アプリからネットワーク、インフラまでを横断的に可視化。多層的な分析と柔軟なダッシュボードにより、可観測性を強化し、運用と開発の迅速な意思決定を可能にします


想定利用環境

オンプレ・クラウド・ハイブリッド


製品別 特長・対応範囲比較

特長/製品

MaxGauge

exemONE DB Edition

exemONE(フルスタック)

対応範囲

データベース(オンプレミス中心)

マルチDB(オンプレミス・クラウド両対応)

アプリ〜データベース~ネットワーク〜インフラまでの全層

オンプレミス

✅ 専用構成により最適化

✅ 対応

✅ 対応

クラウド

△  対応は一部に限定

✅ マルチクラウド対応
(Amazon RDS、Azure SQLなど)

✅ クラウドネイティブを想定
(Kubernetesなども可視化)

利用シーン

ミッションクリティカルなオンプレミスDBの運用・分析に最適。高負荷に耐える設計で、安定稼働と迅速な障害対応を実現します

クラウドやオンプレを問わず、複数DBを一元的に監視・分析したい環境に最適。日常の運用から障害対応まで幅広く活用可能

インフラからアプリケーションまで、全体を俯瞰して状況を把握し、迅速な原因分析と関係者間の情報共有を行いたい現場に最適

製品の特長

オンプレミス環境に最適化された専用設計。DBごとの特性に応じたUIと分析機能を備えた、実績豊富なエンタープライズ向け運用プラットフォームです

MaxGaugeのノウハウを継承しつつ、Webベースで可観測性と統合性をさらに強化。マルチDBやクラウドにも対応し、複雑化する環境でも同一手法で効率的な運用を実現する次世代DB運用プラットフォームです

インフラ、Kubernetes、APM、DB、ログまでを統合的に可視化するフルスタックオブザバビリティプラットフォーム。開発・運用・ビジネス部門が共通の視点でシステム全体を理解し、迅速な意思決定と継続的な運用改善を実現します

「自社に最適な選定をしたい」「詳しい資料がほしい」といったご要望があれば、

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可観測性とは?

従来の監視は、「何が起きたか」を知らせてくれる仕組みでした。
CPU使用率が高い、接続数が増えている、メモリが逼迫している――。
これらの情報は重要ですが、“なぜそれが起きているのか” を知るには十分とは言えません。

可観測性(Observability)とは、システム内部の状態や振る舞いを、外部から観測できるようにし、問題の本質や背景、因果関係までを理解できるようにする考え方です。

たとえば、あるSQLの処理が遅くなったとき、その“結果”としてCPU使用率が上昇していることは監視でわかるかもしれません。
しかし、「どのSQLが実行されていたのか」「セッションの状態はどうだったのか」「どのリソースを待っていたのか」といった前後の流れ(コンテキスト)や相関関係まで見えることで、初めて“なぜそれが起きたか”に辿りつけます。

これが、私たちが考える「可観測性」です。

数字の変化だけではなく、その背後にある処理の文脈を捉えること
そして、トラブルを“対処”するのではなく、“理解”した上で、次の改善につなげていくこと。

それが、私たちがめざす運用のあり方です。