
Oradebug - 日本エクセム株式会社 Oracle 技術情報
目次[非表示]
- 1.基本情報
- 2.診断イベント実行
- 3.ダンプ(Dump)実行
- 4.プロセス制御
SQLチューニングのためには、そのSQLがどのように動いていて、データベースにどのように影響しているのか、を把握する必要があります。『MaxGauge』があれば簡単に状況が把握でき、適切なSQLチューニングができるようになります。
『MaxGauge』の資料はこちらから。
基本情報
oradebugは、DBAのための最も強力なツールです。oradebugは、元のOracleをデバッグするための目的のために使用され、適切に使用するとOracleを管理したり、内部のメカニズムをテストするのに大きな助けになります。oradebugは必ずsysdba権限で実行する必要があります。
診断イベント実行
oradebugを利用して次のように特定のセッションにSQL Traceをかけることができます。
ダンプ(Dump)実行
SGA、PGAは、library cache、row cache、buffers、enqueue、latch、heap、hanganalyzeなどのダンプ操作を実行することができます。これらのダンプファイルは、Oracleの内部構造を理解する大きな助けを与えて、オラクルの技術サポートで障害を診断するために広く使用されています。
Level値に基づいてbuffer cacheの次のような内容をダウンロードすることができます。
内容 | Header only | Brief Block | Full Block |
Block | 1 | 2 | 3 |
+lru | 4 | 5 | 6 |
+user/waiters | 8 | 9 | 10 |
Level値に応じて、次のようなHeap領域をダウンロードすることができます。
Heap | Level | Level with Contents |
Top PGA | 1 | 1025(=1024+1) |
Top SGA | 2 | 2050(=2048+1) |
Top UGA | 4 | 4100 |
Current Call | 8 | 8200 |
User Call | 16 | 16400 |
Large Pool | 32 | 32800 |
プロセス制御
上記のコマンドは、現在の待機セッションを一時停止させ、追加の分析をしたり、特定のタスクによってSGA内の特定のメモリの値がどのように変化するかを確認するための用途に使用可能です。
SQLチューニングのためには、そのSQLがどのように動いていて、データベースにどのように影響しているのか、を把握する必要があります。『MaxGauge』があれば簡単に状況が把握でき、適切なSQLチューニングができるようになります。
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