2022.12.14

毎月の技術動向 AI開発を？

毎年10月、米国のIT研究および諮問会社であるガートナーは、翌年の10大戦略技術トレンドを発表します。
毎年変わる技術トレンドを反映するため、ガートナーが提示する技術トレンドは毎年少しずつ変化していますが、去る10月15日「Top 10 Strategic Technology Trends for 2019」を発表しました。

そこで今回は、2019年の10大戦略技術トレンドの中で興味深いものを見てみましょう。

Gartner Top 10 Strategic Technology Trends for 2019

ガートあなたが選んだ技術的なトレンドは、時代をリードする可能性が非常に大きく、革新を引き起こすと予想されます。

今回の2019年の10代戦略技術トレンドはまだ世界にあまり知られておらず、今後4年間で産業に強い影響力を及ぼす可能性があるトレンドに注目したそうです。

<図1 ガートナーの2019 10代戦略技術トレンド>

ソース: https://www.gartner.com/smarterwithgartner/gartner-top-10-strategic-technology-trends-for-2019/

上の図からわかるように、ガートナーが提示する2019年の10代戦略技術トレンドは、 ▲自律事物(Autonomous Things) ▲増強分析(Augmented Analytics) ▲人工知能主導開発(AI-Driven Development) ▲デジタルツイン(Digital Twins) ▲自律権を持つエッジ(Empowered Edge) ▲没入経験(Immersive Experience) ▲ブロックチェーン(Blockchain) ▲スマートスペース(Smart Spaces) ▲デジタル倫理と個人情報保護(Digital Ethics and Privacy) ▲量子コンピューティング(Qu)です。

各項目別詳細はガートナーホームページをご覧ください。

今回は「人工知能主導開発（AI-Driven Development）」について一度考えてみましょう。

AI-Driven Development

現在、ほとんどの人工知能開発は、データ科学者とアプリケーション開発者が協力して作ることであること、ご存知ですか？

これに反して人工知能主導開発は、AI開発者を投入してこれを改善することをいいます。 Gartnerは、2022年までに、アプリケーション開発チームの少なくとも40％がAIベースの仮想開発者を持つことを見ました。
また、この時代には、非専門家がAIツールを介してコーディングせずにアプリを作成することが一般的になると予想していました。

すでに簡単なコーディングはAIができる程度まで来ていますが、いくつかの例を見てみましょう。

Auto Machine Learning

Amazon、グーグルすることなく、すべてこの市場に飛び込んだ。去る10月ニュースレターの「エキス-新しい試み、AutoML」コーナーでも取り上げました。

<図2 GoogleとAmazonのAuto Machine Learning>

出典：各社ホームページ

Auto Machine Learningは、企業間のリソースギャップを減らし、あらゆるビジネスでAIを簡単に使用できるようにするサービスです。
一言で機械学習が可能なAIを構築するAIなのでしょう。
これにより、機械学習やコーディングに関する専門的な知識がなくても、誰でもその分野の特定のニーズに合わせて強力な機械学習モデルを拡張して活用できるようになります。

DeepCoder: Learning to Write Programs