
direct path read/write (lob) - 日本エクセム株式会社 Oracle待機イベント情報
目次[非表示]
- 1.基本情報
- 2.待機パラメータと待機時間
- 3.チェックポイントとソリューション
- 3.1.LOB作成時の注意事項
基本情報
LOB列を生成する際にNOCACHEオプションを使用すると、LOBセグメントの読み書き操作は、direct path I/ Oを使用して、この場合、direct path read(lob)、direct path write(lob)イベントを待機することになります。CACHEオプションを使用してLOB列を作成すると、バッファキャッシュを経由することになりますので、通常のデータと同じメカニズムに従うことになります。
LOBを作成する際にCACHEとNOCACHEのどちらのオプションを使用するかは、システムの特性とデータの特性に応じて異なります。もしSGAのサイズに余裕がない場合、またはLOBデータのサイズが大きい場合は、NOCACHEを使用することが有利となります。LOBデータが大きくなく、頻繁にアクセスされる範囲が決まっている場合はCACHEオプションを使用することにより、パフォーマンスの改善効果を得ることができます。
待機パラメータと待機時間
待機パラメータ
direct path read/ write(lob)待機イベントの待機パラメータは以下の通りです。
待機時間
I/O関連のイベントなので、タイムアウトが発生せず、I/Oが完了するまでにかかった時間を示します。
チェックポイントとソリューション
LOB作成時の注意事項
LOBは、データの属性上、他のデータタイプにはない様々なオプションが存在します。不用意に使用した場合、多くのパフォーマンスの問題が発生することになります。LOBの作成時には、以下のような点に注意しなければなりません。