
MaxGaugeではじめるパフォーマンス管理 Tips : DB接続数の確認
目次[非表示]
- 1.なぜ「接続数の確認」が重要なのか?
- 2.DB接続数の確認方法
- 3.現在のDB接続数の状況を確認
- 3.1.現在のDB接続数の確認手順
- 3.2.グラフの拡大
- 4.過去のDB接続数の推移を確認
- 4.1.過去のDB接続数の推移を確認する手順
- 4.2.更に詳細な値を確認するには
- 5.DB接続数の長期推移を確認
- 5.1.DB接続数の長期推移の確認手順
- 6.レポートで出力
- 6.1.レポートの出力手順
- 7.まとめ
はじめに
こんにちは、MaxGauge 製品担当です。
今回は、MaxGauge for Oracle を使って、Oracle データベースへの接続数の変化を確認する方法を操作画面を交えてご紹介します。
なぜ「接続数の確認」が重要なのか?
Oracle データベースでは、同時に接続できるセッション数には上限があります。
この上限を超えると以下のようなエラーが発生します。
ORA-00018: maximum number of sessions exceeded
セッション数の上限に達し、新しい接続ができない状態です。
このようなトラブルの背景には、DB接続数の急増やアクティブセッションの滞留といった要因が潜んでいることも多く、
普段から接続数の状況を把握しておくことが重要です。
DB接続数の確認方法
MaxGaugeでOracleデータベースのDB接続数の確認は、以下の方法があります。
- 現在のDB接続数の状況を確認
- 過去のDB接続数の推移を確認(短期/長期)
- レポートでDB接続数の状況を確認
現在のDB接続数の状況を確認
データベースの現在の状況を確認する Realtime Monitorの画面より現在のDB接続数の状況を確認することができます。
現在のDB接続数の確認手順
Realtime Monitor画面の中央に各種指標のグラフ( 指標トレンド・フレーム)が表示されています。このグラフをDB接続数に変更して現在のDB接続を確認します。
指標トレンド・フレーム内でグラフで、指標をDB接続数を示す logons current (count) に変更します。
変更したいグラフの指標名をクリックします
統計変更のウィンドが表示されます
- 統計指標のタブを選択
- 検索のテキストボックスに 「 logons current」と入力すると候補が表示されるのクリック
最後に
ボタンをクリックするとグラフが変更されます。DBの接続数がリアルタイムにグラフで表示されます。 Realtime Monitorは、デフォルトで 3秒毎でグラフが更新されます。3秒毎のDBの接続数を確認することができます。
グラフの拡大
指標トレンド・フレームのグラフ内にある 拡大ボタンをクリックすると対象のグラフが拡大表示されます。グラフを大きくして確認したい場合は、拡大して確認します。
過去のDB接続数の推移を確認
MaxGaugeは、対象のデータベースから収集したメトリックをリポジトリに保存しています。保存されたメトリックの推移は、 Performance Analyzer機能を使って確認することができます。
過去のDB接続数の推移を確認する手順
Performance Analyzerの機能で過去のDB接続数の推移を確認します。

Performance Analyzerの画面から次の手順で確認します。
をクリック
をクリック
インスタンスのプルダウンから対象のインスタンスを選択
DB接続数の推移を確認したい日付の範囲を指定
最後に
ボタンをクリック
機能での確認は、最大で2日間の推移を確認することができます。
ボタンをクリックすると、データベースの各種指標グラフが表示されます。ここで表示されるグラフは10分間隔で集計された値を元にしています。
対象期間のDB接続数の推移を確認するには、画面下のフレームで操作します。
- タブをクリック
- Statのプルダウン・リストから logons current (count) を選択
表示されたグラフは他のグラフと同様に10分間隔で集計された値を元にしています。
グラフの値を表で確認することもできます。
グラフ右側の凡例の上にあるボタンをクリック
履歴情報のウィンドが表示
グラフで表示されている10分間隔で集計された値を表で確認することができます

更に詳細な値を確認するには
で表示した期間でさらに詳細を確認するには、グラフをドラッグ&ドロップすることで選択した期間の詳細な値を確認することができます。
タイムスライスのウィンドが表示されます
- 時間で表示されている期間を確認
- ✅推移分析を行うにチェック
- をクリック
の詳細表示に画面に遷移します、ここで表示される各グラフは、1分間隔で集計された値を元にしています。
遷移した画面の上段フレームにある全セッションタブをクリックするとDB接続数(logons current (count) )の1分間隔で集計した値のグラフが表示されます。
グラフ右の凡例の上にあるボタンをクリックすると履歴情報のウィンドが表示され、1分間隔の集計値を確認することができます。
DB接続数の長期推移を確認
DB接続数の長期推移を確認するには、
の機能を利用することで、数週間や数ヶ月間等の長期推移を確認することができます。DB接続数の長期推移の確認手順
Performance Analyzerの画面から次の手順で確認します。
をクリック
をクリック
指標のタブを選択
インスタンスのプルダウンから対象のインスタンスを選択
DB接続数の推移を確認したい日付の範囲を指定
Statのプルダウンのリストから logons current (count) を選択
最後にボタンをクリック

ボタンをクリックすると、対象期間のDB接続数の推移が表示されます。
❶ : 1日間隔で集計した値がグラフで表示
- ❷ : ❶の棒グラフをクリックするとクリックした日のDB接続数を10分間隔で集計した値がグラフで表示
- ❸ : ❶のグラフの値を表形式で表示
- ❹ : ❷のグラフの値を表形式で表示
レポートで出力
MaxGaugeの
の機能でDB接続数をレポートとして出力することができます。レポートの出力手順
日次レポートと 長期レポートのテンプレートでDB接続数をレポートとして出力できます。
の機能には、日次レポート : 1日単位で、指定した日付のレポートを出力します
長期レポート : 特定の期間を指定して、対象日付のレポートを出力します
Performance Analyzerの画面から次の手順で確認します。
をクリック
のタブを選択
レポートテンプレートで日次レポートもしくは 長期レポートをクリック
レポート対象となる日付や期間を指定
インスタンスリストでレポート出力の対象となるDBを選択
性能推移分析の性能指標のプルダウンリストから logons current (count) を選択
他にレポートに出力したい指標や上位N分析を指定します
最後にもしくはボタンをクリック
まとめ
今回は、MaxGauge for Oracle を使って DB接続数を確認する方法をご紹介しました。
接続数の推移を把握することで、予期せぬ接続制限や性能劣化の予兆に早期に気づくことができます。
日々の運用チェックや定期レポートに、ぜひご活用ください。