2022.10.14
Performance Analyzer(25)~Perfomance Analyser分析機能紹介14~
MaxGauge機能紹介
MaxGauge Performance Analyzerは、Oracleデータベースの稼働状況を事後分析できるツールです。
MaxGaugeの特徴は、Oracleデータベースで実際に稼働したセッション、SQLの明細を秒単位でスナップショットとして記録しておくことで、「何時、何分、何秒」になにが起きていたのかの状況把握や、どのSQLが原因で問題が起きていたのかの原因調査を行い対応することができるようになることです。
データベース運用者だけでなく、開発者もご利用いただけ、開発・運用の効率化、スピードアップを図れます。
MaxGauge Performance Analyzerは、性能および障害分析を簡単にできるようにしていきます。
今回も引き続き、 Performance Analyzerの分析機能を紹介していきます。
■管理機能
・インスタンス管理
・アカウント管理
・アラート管理
・SMS管理
・オプション
■管理 – インスタンス管理
インスタンス管理は、インスタンスおよびインスタンスグループを管理する機能を提供します。
〇インスタンス管理フロー
インスタンスリストを管理する方法は、次のとおりです。
1.インスタンスグループを作成します。
2.インスタンスを登録します。
3.登録されたインスタンスをRACグループに登録します。
※インスタンスの登録は、テンプレートを作成しておき、標準的な設定項目を事前に指定しておくことができます。

■管理 – アカウント管理
アカウント管理は、ユーザ・アカウントおよび権限を管理する機能を提供します。
〇アカウント登録フロー
アカウントを管理する方法は、次のとおりです。
1.アカウントを作成します。
2.インスタンスを選択します。
3.権限を付与します。
4.Login IPを設定します。
〇アカウント登録情報
- アカウント情報
ユーザー名/パスワード
ロール:一般ユーザー、管理者ユーザー

■管理 – アラート管理
アラート管理は、インスタンスにAlertを登録して管理する機能を提供します。
〇アラート管理フロー
Alertの登録順序は、次のとおりです。
1.Alertを適用するインスタンスを選択する
2.アラートタイプ & Alert Nameを選択する
3.閾値を設定します。
〇アラートタイプ区分
OS STAT:CPU,MemoryなどOS領域に対する項目設定.
DB STAT:DBすべてのSTAT項目設定.
DB WAIT:DBすべての待機イベント指標設定.
DB Warning
Lock Wait Duration ( sec )
Latch Wait Session Count ( sec )
Library Cache Pin / Lock ( sec )
SGA Memory Usage
shared pool free memory ( kb )
Large pool free memory ( kb )
Java pool free memory ( kb )項目設定.
Tablespace Usage:DB Tablespace Usage閾値設定
Disk Usage:OS Disk Volume閾値設定
Oracle Alert Log:Oracleアラートログ発生履歴の閾値設定.
〇アラート詳細設定
Warning / Critical:選択したAlertのWarning / Critical Value設定.
Repeat:Alert閾値のループ回数(Count)
Interval:閾値に対するチェック間隔(/sec)
– 接続許可IPアドレス
接続できるIPアドレスを指定したい場合に利用します。
– モニタリング対象インスタンス
作成するユーザーが利用できるインスタンスをしています。
– 実行可能権限
作成するユーザーの SQLテキストや、バインド値の参照を許すか否かを指定します。

■管理 – アラート管理 - SQL Plan アラート登録
個別SQLの実行計画を監視し、変化があった場合アラートで通知します。
üバッチ処理でのロングラン検知
üテーブルの変化率の高いSQLを監視
ü過去に実行計画の変更でトラブルとなったSQLの集中監視
など

■ユーザー定義スクリプトでのアラート通知
ユーザーの作成した監視スクリプトの実行結果から、MaxGaugeでアラート通知をすることができます。 üマテリアライズドビューのリフレッシュ監視 üある特定処理の完了有無の確認 üOSレベルでのエラー有無の通知 ü連携他サーバーとの通信確認
など
●ユーザ定義スクリプトのアラート通知のながれ
1. MaxGaugeエージェントの設定に定義されたスクリプトを指定された間隔で実行します。
2. 実行されたスクリプトの結果から警告/異常となる結果をMaxGaugeサーバに送信します。
3. データを受信したMaxGaugeサーバは、アラートとしてリポジトリDBに登録します。
4. アラート通知設定が有効な場合、アラートメールを送信します。
●ユーザ定義スクリプトの設定
監視対象サーバのMaxGaugeエージェントにユーザ定義スクリプトを設定します。
設定ファイル:`rts.conf` に実行するスクリプト、実行間隔などを定義します。
設定の詳細はマニュアルをご参照ください。
●監視値の正常/警告/異常
ユーザ定義スクリプトは、正常、警告、異常の3種類のステータスをMaxGaugeサーバに
通知することが出来ます。実行するユーザ定義スクリプトの標準出力に「0」と出力した
場合は正常、「1」と出力した場合は警告、「2」と出力した場合は異常のステータスを
MaxGaugeサーバに通知することが出来ます。

■管理 – SMS管理
SMS管理では、AlertをSMS & MAILで受信できるように設定することができます。 グループ別に使用者を管理して、使用者別Scheduleを登録して柔軟なAlarmを提供します。
〇SMS管理フロー
SMSおよびMailを設定する順序は次のとおりです。
1.SMSグループを作成します。
2.ユーザを登録します。
3.Alertを選択して適用します。
〇SMS ユーザ管理
SMSグループに使用者を登録することにより、使用者とSMS送信規則を設定します。
– SMS ユーザ登録
アラートを送信するユーザーの電話番号、emailアドレスなどを登録します。
– SMS Schedule登録
アラートを送信するユーザーのスケジュールを設定することができます。
– SMS Alert登録
SMSを適用するインスタンス & Alertを選択します。

