2022.04.28
Performance Analyzer(16)～Perfomance Analyser分析機能紹介5～
MaxGauge機能紹介
MaxGauge Performance Analyzerは、Oracleデータベースの稼働状況を事後分析できるツールです。
MaxGaugeの特徴は、Oracleデータベースで実際に稼働したセッション、SQLの明細を秒単位でスナップショットとして記録しておくことで、「何時、何分、何秒」になにが起きていたのかの状況把握や、どのSQLが原因で問題が起きていたのかの原因調査を行い対応することができるようになることです。
データベース運用者だけでなく、開発者もご利用いただけ、開発・運用の効率化、スピードアップを図れます。
MaxGauge Performance Analyzerは、性能および障害分析を簡単にできるようにしていきます。
今回も引き続き、 Performance Analyzerの分析機能を紹介していきます。
■推移分析 – 性能トレンド – 初期画面構成
詳細な障害分析機能を提供します。
・Oracleが提供する性能指標、待機イベント、待機クラスに対する推移分析機能
・アクティブセッション秒単位分析機能
・アクティブセッション1分統計分析機能
・上位O/Sプロセス分単位分析機能
・ロックツリー分析機能
・PQツリー分析機能
・ピーク区間統計分析機能
■推移分析 – 性能トレンド – 詳細分析画面 – SQL詳細画面
詳細分析画面のセッションを選択し、右クリックから「SQL詳細」を選択し表示します。
※その他の機能のSQL情報からも表示することができます。
特定SQLを詳細分析する機能を提供します。
・１日トレンド:選択された日時に対する実行時間、IO、待機時間基準の時間帯別推移
・1時間トレンド:選択された時間に対する実行時間、IO、待機時間基準の10分別推移
・SQL実行時発生した待機イベント情報を１Day、１Hour、10分単位の情報
・10分単位の詳細性能履歴情報
・Plan Hash Value別SQL性能情報
・Plan比較機能
〇１日トレンド
選択された日時に対する実行時間、IO、待機時間に対する時間帯別推移を表示します。
それぞれ各タブから選択、表示します。
〇１時間トレンド
１日トレンドで選択した時間に対する10分別推移を表示します。
〇待機イベントサマリ
該当SQLに対する待機イベント(およびCPU時間)別情報を表示します。
〇Plan Hash Value別SQL指標
Plan hash value別にSQL性能情報を提供します。
〇実行計画比較
Plan hash valueが2個以上である場合、2個のplanの比較する機能を提供します。
〇SQL&実行計画
SQL文および実行計画情報を表示します。
■推移分析 – 性能トレンド – 詳細分析画面 – セッション詳細画面
詳細分析画面のセッションを選択し、右クリックから「セッション詳細」を選択し表示します。
※その他の機能のセッション情報からも表示することができます。
特定セッションを詳細分析する機能を提供します。
・主な性能指標に対する1秒単位推移
・主な性能指標に対する1秒単位のOS処理量、待機イベントおよびundo関連情報
・セッション基本情報
・セッションで実行したSQL情報
〇性能トレンド領域
性能指標に対する1秒単位推移グラフを表示します。
グラフをダブルクリックすることにより、該当時間の詳細が下部の「セッション＆SQL情報」に表示されます。
〇セッション&SQL情報
セッションタブ：該当時点(秒)の主な性能指標および待機イベント情報を表示します。
・待機イベント情報 : 待機イベント名
・指標情報:性能トレンド領域で提供した性能指標発生量(Value/secまたはCurrent value)
・Undo関連情報
・待機イベントP1/P2/P3関連情報
〇セッション情報タブ
該当セッションに対する基本情報を表示します。
〇SQLタブ
該当セッションが実行したSQL中でSession Detail Window分析区間内に存在するSQL実行情報を表示します
■推移分析 – 性能トレンド – 詳細分析画面 – 集計分析画面
集計分析は、分析区間内の統計分析機能を提供します。
詳細分析初期画面内の該当画面と関連して次のような情報を表示します。
・Top-Ｎタブ: 分析区間内の上位Ｎ情報および関連SQL
・上位待機指標タブ: 分析区間内に発生した上位待機指標情報および関連SQL
・待機クラスタブ: 分析区間内に発生した待機クラス情報および関連SQL
■推移分析 -性能トレンド – 詳細分析画面 – 1分詳細分析画面
1分詳細分析は、秒単位アクティブセッションの実行履歴を1分単位でグルーピングして、表示します。
該当画面と関連して次のような情報を表示します。
・待機クラス Pie Graph : 1分間に発生したOracle待機クラス別待機時間およびCPU時間
・待機Event表 : 1分間に発生した待機イベント情報
・アクティブセッショントレンド (待機クラス) : 待機クラス(およびON CPU)別セッション個数の秒単位推移
・アクティブセッショントレンド (待機Events) : 待機イベント(およびON CPU)別セッション個数秒単位推移
・アクティブセッション表:秒単位アクティブセッション情報およびSQL別合計情報
〇待機クラス Pie Graph
1分内に発生した待機クラス別待ち時間(%)およびCPU時間情報を表示します。
〇待機イベント表
待機イベントおよびCPU時間に対する情報を表示します。
〇アクティブセッショントレンド(待機クラス)
待機クラス(およびON CPU)別セッション個数の秒単位推移を表示します。
〇アクティブセッショントレンド(待機Events)
待機イベント(およびON CPU)別セッション個数の秒単位推移を表示します。
〇アクティブセッション表カラム
秒単位アクティブセッション情報を表示します。
