2019.03.22
OPEN CURSORS
目次
基本情報
パラメータ情報
Syntax : OPEN_CURSORS 設定方法 : ・Parameter File ・ALTER SYSTEM SET OPEN_CURSORS = 100;
バージョンとデフォルト 9iR2 : 50 10gR1: 50 10gR2: 50 11g: 50
説明
一つのProcessがOpen可能な最大Cursor数を指定します。この値は、Processが必要とするすべてのCursorをOpenするのに十分大きくなければなりませんが、かと言って過度に多くのCursorがOpenされることで、不要なメモリを使用する事ない程度にする必要があります。
注意
大きいサイズのOPEN_CURSORSの値とShared Pool Fragmentation
Oracle10gの以前のバージョンでは、PL/SQLのオブジェクトのCacheスペースがOPEN_CURSORSパラメータで指定されました。このため、特定のバージョンや環境で過度に高いOPEN_CURSORSパラメータの値により、Shared PoolがFragmentationされている現象が報告されています。この場合、ORA-4031エラーが発生することがあります。このような現象が発生した場合には、OPEN_CURSORSパラメータの値を1000以下に設定する必要があります。
Oracle10gからのPL/SQLオブジェクトのCacheがSESSION_CACHED_CURSORSパラメータで指定されます。したがって、以前のような問題は発生せず、以前のバージョンと同じ高いOPEN_CURSORSパラメータの値は不要です。
関連情報
1.SESSION_CACHED_CURSORSパラメータ 2.V$ OPEN_CURSORビュー 3.ORA-4031エラー