2022.06.03
Performance Analyzer(17)~Perfomance Analyser分析機能紹介6~
MaxGauge機能紹介
MaxGauge Performance Analyzerは、Oracleデータベースの稼働状況を事後分析できるツールです。
MaxGaugeの特徴は、Oracleデータベースで実際に稼働したセッション、SQLの明細を秒単位でスナップショットとして記録しておくことで、「何時、何分、何秒」になにが起きていたのかの状況把握や、どのSQLが原因で問題が起きていたのかの原因調査を行い対応することができるようになることです。
データベース運用者だけでなく、開発者もご利用いただけ、開発・運用の効率化、スピードアップを図れます。
MaxGauge Performance Analyzerは、性能および障害分析を簡単にできるようにしていきます。
今回も引き続き、 Performance Analyzerの分析機能を紹介していきます。
■推移分析 – セッションリスト
セッション検索機能を提供します。検索条件には以下のようなものがあります。
・インスタンス
・昨日、今日 の日付指定
・分析期間日付指定
・SID
・最大フェッチ件数

■推移分析 – SQLリスト
SQL検索機能を提供します。検索条件には以下のようなものがあります。
・インスタンス
・昨日、今日 の日付指定
・分析期間日付指定
・最大フェッチ件数
・特定のスキーマ、プログラム、モジュールを「含む」「除外」指定
・実行回数
・1回あたりCPU利用量
・1回あたり論理読取量
・1回あたり物理読取量
・SQL ID指定
・SQL Text

■推移分析 – 長期トレンド – 指標タブ・待機クラスタブ
・指標タブ: 性能指標、待機イベントに対する日別性能推移を提供します。
・待機クラスタブ: 待機クラス,Latch 待機時間,Enqueue 待機時間に日別性能推移を提供します。
トレンドグラフをドラッグすることにより、選択された範囲の性能トレンド画面へ推移します。

■推移分析 – パラメータ
Oracleパラメータ情報を表示します。主な機能は、次のとおりです。
・主要カテゴリタブ: Oracle パラメータ中の主なパラメータを表示します。
・検索結果タブ: 検索用語を満足するパラメータを表示します。
・変動履歴タブ: パラメータ変更履歴を表示します。
〇検索結果タブでは、隠しパラメータを含む全パラメータを確認することができます
〇変動履歴タブでは、Oracle内部での自動変更されたパラメータも確認することができます。
※パラメータは、1日1回 0:00に取得されます。

■推移分析 – アラート
Oracleデータベースでのアラート発生状況が確認できます。
〇検索条件として、表示したい日付を選択し検索します。
〇Oracleのアラートログでエラーが発生していた場合、アラートログの該当部分の抜粋が表示されます。
※アラートログすべてを取得しているわけではありません。
全体は、Oracleのアラートログ本体の確認をお願いします。
〇MaxGaugeで設定した、アラートの発生状況が日付毎、時間毎で表示されます。
また、アラートの発生内容の詳細(アラート種類、発生時刻、発生時の値)が確認できます。

次回も引き続き、Performance Analyzerの機能紹介となります。