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神保町テック便り :DB分析 〜exemONEの分析ビュー活用〜 その1

こんにちは、日本エクセムです。
第2回となる今回は、今月リリース予定の exemONE のデータベースエディションで、トラブルや障害発生時の分析で活躍できる分析ビューを中心に紹介します。

目次[非表示]

  1. 1.データベース分析機能
  2. 2.分析ビューでは、どんなことができる?
    1. 2.1.Performance Analysis
    2. 2.2.Session Analysis
    3. 2.3.SQL Summary
    4. 2.4.Top N Analysis
    5. 2.5.Plan Analysis
    6. 2.6.Search SQL
    7. 2.7.Wait Summary
    8. 2.8.DataSpace Analysis
  3. 3.最後に

データベース分析機能

私たち日本エクセムは、これまで MaxGauge for Oracle をはじめとする製品を通じて、長年にわたりデータベースの可用性監視、 パフォーマンス監視や障害分析に取り組んできました。

MaxGauge は、従来の「監視」では見えなかった 「なぜその障害が起きたのか」を追跡できる可観測性の先駆け的ツールでした。

そのノウハウを継承・発展させたものが、今回の exemONEです。

とくに、障害発生時の迅速な原因特定に特化した分析ビュー は、私たちがこれまで数多くのトラブルと向き合ってきた中で得た知見をベースに作り込まれています。

分析ビューでは、どんなことができる?

分析ビューにはいくつかの種類があり、目的に応じて使い分けることができます。ここでは、Oracle データベースを例に、分析ビューの一覧をご紹介します。

Performance Analysis

過去のデータベースの状況を時系列で、「メトリック」や「SQLを実行しているセッション」とともに表示し、分析することができます。主に、障害やトラブル発生時の状況把握や原因分析に活用されます。

Session Analysis

データベースで SQL を実行していた特定のセッションの状況を分析することができます。たとえば、バッチ処理中の SQL において「処理が遅くなった」「終了しない」といった事象が発生した場合、そのセッションの詳細情報を確認して原因を分析できます。

SQL Summary

データベースで実行された SQL の傾向や状況を多角的に分析することができます。たとえば、日ごとの実行傾向の比較や、1 日あたりの総実行時間・実行回数の把握など、さまざまな視点から SQL の利用状況を確認できます。

Top N Analysis

データベースで実行された SQL の各種ランキングから、問題のある SQL やチューニング対象となる SQL を特定できます。実行時間順やデータ読み取り量順など、さまざまな指標でのランキングを確認することが可能です。

Plan Analysis

データベースで実行された SQL の実行計画を分析することができます。たとえば、複数の実行計画を持つ SQL に対して、より効率的な実行計画を見つけたり、異なる実行計画を比較したりすることが可能です。

Search SQL

データベースで実行された SQL を対象に、実行統計や実行計画などの詳細情報を取得し、過去の実行状況をもとに調査や分析に活用することができます。

Wait Summary

データベースで発生した待機クラスや待機イベントを分析する機能です。特定の待機イベントが発生した SQL の一覧を表示するなど、待機クラスやイベントに関連する詳細な分析が可能です。

DataSpace Analysis

表領域の使用状況の分析ができます、使用量が多い表領域やセグメント単位で使用状況も確認することができます。ASMを利用している環境ではASMの使用状況なども確認することができます。

最後に

exemONE のデータベースエディションは、2025年7月中にリリース予定です。
本格的な可観測性の第一歩として、まずはデータベースの見える化・分析から体感いただければと思います。
次回の神保町テック便りでは、分析ビューを使った実際の分析方法など、もう一歩踏み込んだ機能をご紹介する予定です。

ぜひ今後もご覧ください!

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