2018.06.06
ARCHIVE LAG TARGET
目次
- 1. 基本情報
- 2.注意
基本情報
パラメータ情報
Syntax : ARCHIVE_LAG_TARGET=1800 設定方法 : ・Parameter File ・ALTER SYSTEM SET ARCHIVE_LAG_TARGET = 1800
バージョンとデフォルト 9iR2 : 0 10gR1 : 0 10gR2 : 0 11g : 0
説明
ARCHIVE_LAG_TARGETパラメータの本来の目的は、Standbyデータベース構成時Redo Logの内容を同期させるためにLog Switchをどのくらいの頻度するかを決定することです。仮にこのパラメータの値を1800(30分)に設定すると、Oracleは30分ごとに強制的にLog Switchを発生させることでPrimaryデータベースとStandbyデータベースを完全に同期させます。つまり、StandbyデータベースのAvailabilityを高める目的で使用されます。
注意
大きいサイズのLog Fileとの関係
ほとんどのシステムでは、OLTPとDWHが混在しています。これにより、Log Fileサイズの問題が浮上してきます。
・OLTPでは相対的に小さいサイズのLog Fileが好まれます。大きすぎるサイズのLog FileはLog Switchを遅延させることで Backup/Recoveryポリシーを決定する混乱を与えることになります。 ・DWHでは相対的に大きいサイズのLog Fileが好まれます。データをLoadする過程で、多くのRedoデータを生成するので、 Log Fileのサイズが小さい場合Log Switchが過度に頻繁に発生することになります。
ARCHIVE_LAG_TARGETパラメータを使用すると、この問題を解決することができる。
・DWHのLog Switchが頻繁に発生していないほど大きなサイズのLog Fileを使用します。 ・ARCHIVE_LAG_TARGETパラメータの値を適切に指定(例えば30分)してLog Switchが希望する時間内に 発生するように指定します。
Oracleは、基本的にはIncremental Checkpointingを実行するため、大きなサイズのLog FileによるCheckpoint遅延は発生しません。したがって、大きなサイズのLog Fileを使用することにおいて、パフォーマンスの問題はほとんどない判断して問題はありません。