2018.05.09
Library cache: mutex X
目次
- 1. 基本情報
- 2. チェックポイント&ソリューション
基本情報
Oracle11gは、Library Cacheへのアクセスを同期するためにlibrary cache latchを代わりにMutexを使用します。
以下のようにLatch Nameを参照してみると、もはやlibrary cache latchは存在しないことがわかります。
UKJA@ukja116> select name from v$latchname where name like '%library cache%'; NAME ------------------------------ library cache load lock
同時に多数のユーザーがLibrary Cacheにアクセスするときは、Mutexによる競合現象が発生することがあり、この過程でlibrary cache:mutex X 待機やlibrary cache:mutex S 待機現象が発生します。
チェックポイント&ソリューション
Library cache mutexは、library cache latchの代わりにするので、基本的な発生の理由は同じです。Library Cacheの過度の同時アクセスが根本的な理由です。同時実行を減らすか、またはParse回収を減らさなければなりません。
異常library cache:mutex X 待機の解決策は、まだ知られていません。MetalinkのBug Databaseを使用して、適切なPatchが存在するかを確認しなければなりません。