2018.06.14
CURSOR SPACE FOR TIME
目次
- 1. 基本情報
- 2.注意
- 3.関連情報
基本情報
パラメータ情報
Syntax : CURSOR_SPACE_FOR_TIME 設定方法 : ・Parameter File
バージョンとデフォルト 9iR2 : False 10gR1 : False 10gR2 : False 11g : False
説明
CURSOR_SPACE_FOR_TIMEパラメータの値をTrueに変更すると、Oracleは、Open状態のCursorをShared PoolにPinします。PinされたCursorはCloseになるまでFlushされません。したがってOpen後、複数回使用されるCursorが多くある場合には、性能に有利となります。Oracle Manualによると、Oracle Formsのように一つの画面で多数のCursorをOpenするApplicationで最も有利です。
注意
CURSOR_SPACE_FOR_TIMEパラメータとORA-4031エラー
CURSOR_SPACE_FOR_TIMEパラメータの値がTrueであれば、Open状態のすべてのCursorはPin状態でCursorがCloseされるまでPinが解除されません。したがってShared Poolは、Open状態のすべてのCursorを保存するのに十分大きくなければならないんもです。そうでなければORA-4031エラーが出ることがあります。
CURSOR_SPACE_FOR_TIMEパラメータとHard Parse
Hard Parseが旺盛なシステムは、Cursorのリサイクル性が高くないため、このパラメータをTrueに設定していない方が望ましい選択です。
関連情報
1.SESSION_CACHED_CURSORSパラメータ 2.OPEN_CURSORSパラメータ 3.V$ OPEN_CURSORビュー 4.ORA-4031エラー