MAX COMMIT PROPAGATION DELAY

目次

基本情報

 

パラメータ情報

 

Syntax   : MAX_COMMIT_PROPAGATION_DELAY=700
設定方法  : Parameter File 

 

バージョンとデフォルト
9iR2  : 700
10gR1 : 700
10gR2 : -
11g   : -

 

説明

 

RACでCommitによってSCN変更が発生した場合、SCN情報をClusterの別のインスタンスに送信される頻度を決定します。デフォルト値は、700(cs)です。すなわち、一つのインスタンスで実行されたCommit情報が他のインスタンスによって認識されるまで最大7秒の遅延が発生することになります。

 

RACでのSCN生成方式は、Lamport方式とBroadcast on Commit方式に分けられます。

 

・Lamport方式:Commit情報をLGWRが毎回直接送信せずに、Cluster Communicationで使用されているMessageに
 加えて送信する方式です。
 したがって伝送遅延が発生することになり、最大遅延時間をMAX_COMMIT_PROPAGATION_DELAYパラメータが制御します。

・Broadcast on Commit方式:Commit情報をLGWRが毎回直接送信します。
 遅延が発生しないようにLGWRのオーバーヘッドが大きくなることがあります。

 

Oracle 10gR2からこのパラメータはサポートされず、常にBroadcast on Commit方式が使用されます。

注意

 

パラメータの変更の必要性

ほとんどのシステムでは、このパラメータの値を変更する必要がありません。Commit遅延を容認することはできない特別な場合(例えばDML後Commitかどうかが、他のインスタンスには常に「即座に」反映する必要がある場合)を除き、適切な伝送遅延を維持することが性能面で有利です。MAX_COMMIT_PROPAGATION_DELAYパラメータの値を「0」に設定するとBroadcast on Commit方式が使用されます。

P1:File#

P2:Block#

P3:LE(lock Element)またはバッファクラス

alertログとSCN生成方式

Lamport方式が使用されている場合には、次のような内容がalertログに出力されます。

 

Picked Lamport scheme to generate SCNs

 

Broadcast on Commit方式が使用されている場合には、次のような内容がalertログに出力されます。

 

Picked latch-free SCN scheme 3
Picked broadcast on commit scheme to generate SCNs